事業紹介

慧通信技術工業は、電源、電源制御システムの製造販売を行っています。
スタンドアロンオフグリッド電源からオフグリッドデータセンターの設計および建設まで、幅広い製品を開発しています。
オフグリッド電源、パーソナルエナジーは定周波数、定電圧、高出力、長時間稼動、長期耐久性を実現する「常時安定化電源」です。
オフグリッドとは電力供給が出来ない場所で電力を生み出し、供給する自律したシステムです。
電力供給源がある場合でも万が一の停電時や瞬停などから電気機器を保護し、電気の質が劣化しても、高品質な電力を安定供給するシステムです。
電圧や周波数変動に弱い医療機器やデータセンターDX機器類の電源としても最適です。
パーソナルエナジーが実現している直流高圧配電、HVDC(highvoltage direct current)技術は、そ
の制御方法と安全性の高さから日本で初めてオフグリッドデータセンターに採用されています。

神戸発優れた技術

「神戸発・優れた技術」認定について

1.認定期間:2016年度~2026年度

2.認定理由:系統電力(グリッド)に依存しないオフグリッド電源システム

(公財)神戸市産業振興財団では、平成9年度から得意技術や独自技術分野でトップレベルの技術力を有する市内のものづくり企業を「神戸発・優れた技術」として認定(10年間)し、その事業の発展を支援しています。
慧通信技術工業株式会社は、2016度「神戸発・優れた技術」を持つ企業として認定されています。

神戸発優れた技術
神戸発優れた技術

オフグリッド宣言

すべてのエネルギー消費者を、エネルギー生産者に

OFF GRID(オフグリッド)「OFF GRID」designed by Sudo P Yuji
「オフグリッド」は慧通信技術工業の商標登録商標です(登録番号:第5748120号)。

 

私たちが開発した全製品には「made in KOBE」と刻印があります。
神戸で開発し、神戸で製造する意味は、一瞬にして景色の変わった街を経験したことから始まります。
電話も、当時はまだ普及していないインターネットや携帯電話、そして電気、ガス、水道のすべて、交通や道路も寸断され、現代社会から切り離されました。
どんな状況下にあっても、命さえあれば、もう一度挑戦できる。私たちの「made in KOBE」にはそんな思いが込められています。

阪神淡路大震災からはや20年が過ぎようとしています。ですが、いくら時間が経過しようとも失った命や数々は当時のまま佇んでおります。

私たち慧通信技術工業はこれまで、「あなたが伝えたい人のために、あなたに伝えたい人のために」を経営理念に数々の製品を開発、世に送り出してきました。
私たちの技術や製品が、どんな形であれ、役に立つことが喜びであり、多くの方々のご支援と、社会とのつながりが私たちを支え、今の成長につながっていることに感謝いたします。ありがとうござました。

これからの未来、私たちにできること、やるべきこととして開発していた製品がスマートメーターであり、Personal Energyです。
「すべてのエネルギー消費者が、エネルギー生産者になる」。私たちが開発したスマートメーターから得られた全国の家庭や工場の消費電力、太陽光発電所の発電データから確信を得たもの、それは、「足るを知る」技術でした。

当時も今も補助金や助成金という税金によって支えられている、太陽光発電の本質、それは、極限下の南極基地や宇宙などで使用されている、エネルギー自給のシステムです。
使うエネルギーを知り、限りある生産で賄う技術。「自律・分散・非同期」のシステム開発がこれからの未来には必要なのだと確信しました。
この、自律・分散・非同期こそが、オフグリッドの真髄です。グリッド、つながりが絶たれても、生き残る技術がオフグリッドです。そして、生き延びる技術、オフグリッドが有機的につながって初めて、生命のようなグリッドが誕生します。

私たちは生きて再び、あの、東日本大震災と原子力事故に遭遇するとは思いもしませんでした。被災者というくくりで縛られる未来を一緒に歩んでいこうと決めた日でもあります。そして、これからの未来を考える上で、忘れてはならないことがあります。世の中は変わるし、過去は繰り返します。いまこそ私たちは戦争技術や災害に負けない、命をつなぐ技術、オフグリッドを極めて行こうと決意しました。

「すべてのエネルギー消費者が、エネルギー生産者になる」これが、私たちのこれからのテーマです。災害に負けない、エネルギー事故や政治に影響されない、私たちは戦争を二度と起こさせない、技術の確立を目指します。

2015年3月14日
慧通信技術工業株式会社 代表取締役 粟田 隆央

 

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