POWER TROUBLE / PRIMARY DATA / CONTINUOUS MONITORING

原因不明の電気を、記録する。

瞬停、瞬低、UPSアラーム、不平衡、電源ノイズ。
発生した時には確認できず、調べた時には正常に戻っている。

その瞬間を推測するのではなく、 発生前後の電気を時系列の一次データとして残す。
「原因が分からない」状態から、次に何を確認すべきか判断できる状態へ進めます。

Why It Remains Unknown

電気の異常は、確認した時には消えていることがあります

瞬停、瞬低、負荷変動などの電気現象は、数秒あるいはそれより短い時間で終わることがあります。

担当者が現場へ到着した時、保守会社が測定した時にはすでに正常。UPSやPLCに警報履歴が残っていても、その時に電源側で何が起きていたのかまでは分からない場合があります。

また、平均化された値だけでは、短時間に発生した変化を見落とすことがあります。

見ていなかった瞬間を、後から推測することには限界があります。

First Step

原因を推測する前に、電気を記録する

異常が起きるまで待つのではなく、電気の状態を継続して記録しておけば、発生した時刻を基準に「発生前」「発生中」「発生後」を後から確認できます。

電圧

電流

電力

電力量

力率

周波数

高調波

歪率

時系列変化

外部接点イベント

Primary Data

見た記憶ではなく、時系列の一次データで確認する

「その時間に設備が止まった」「UPSが警報を出した」という事実と、同じ時刻の電圧・電流・電力品質データを照合します。

WHEN

いつ起きたか

日時を特定し、設備側のログや作業記録と照合します。

BEFORE / AFTER

前後で何が変わったか

異常発生前から復旧後までを同じ時系列で比較します。

REPEAT

繰り返しているか

同じ曜日、時間帯、負荷条件で再発していないか確認します。

From Record To Decision

記録すると、次に何を見るべきかが分かる

記録だけで原因を断定するのではありません。発生前後のデータから原因候補を絞り、次に確認すべき設備や条件を整理します。

発生時刻・継続時間

一瞬の変化なのか、数秒続いたのか、継続的な異常なのか。

設備稼働との関係

特定設備の起動・停止や負荷変動と同じ時刻に起きていないか。

電圧・電流・電力品質の変化

通常時と異常発生前後で、どの値に変化が現れているか。

再発条件

時間帯、曜日、負荷、設備運転条件などに共通点がないか。

次の確認対象を絞る。

電源側、変圧器、配線、負荷設備、UPS、制御機器など、どこから詳しく確認するべきかを整理します。

Monitoring / Alert / Analysis

記録するだけではありません。 異常を知らせ、発生時刻のデータを解析します。

Smart Meter ASPは、電力状態を継続して保存するだけのサービスではありません。 あらかじめ設定した監視項目が閾値を超過、または所定の条件を外れた場合には、 メールで通知します。

また、「○月○日 ○時頃に設備が停止した」「UPSが警報を出した」など、 発生時刻をご申告いただいた場合は、 当該時刻とその前後に記録されたデータを解析します。

Record

継続して記録

電圧、電流、電力、電力量、力率、周波数、高調波などを 時系列データとして継続保存します。

瞬停・瞬低については、別途設置する過不足電圧継電器からの接点信号を Smart Meter I/Oへ入力し、発生時刻を記録します。

Alert

閾値超過・異常発生を通知

電力(kW)、電力量(kWh)、電圧、電流、高調波など、 指定した監視項目について閾値を設定できます。

超過・不足など所定条件から外れた場合はメールで通知します。 瞬停・瞬低についても、過不足電圧継電器からの接点入力をもとに 異常発生を通知できます。

Analysis

発生時刻を基準にデータ解析

ユーザーから申告いただいた発生時刻、またはSmart Meter I/Oに記録された 異常イベント時刻を基準に、直前・発生時・直後のデータを確認します。

電圧、電流、電力、高調波など、どの項目に変化があったのかを解析し、 次に確認すべき設備や条件を整理します。

異常発生から解析まで

01

異常が発生

設備停止、UPS警報、瞬停、瞬低など

02

時刻を特定

ユーザー申告またはI/Oイベントから発生時刻を確認

03

データ解析

発生前後の電圧・電流・電力品質を確認

04

次の確認へ

電源側、UPS、配線、負荷など確認対象を整理

「記録して終わり」ではなく、「記録から原因確認へ」。

その解析結果をもとに、UPS、配線、負荷、変圧器、電源設備など、 次に確認すべき対象を整理してから対策を検討します。

Difference

一般的な電力監視とは、見る目的が異なります

一般的なデマンド監視・電力監視サービスは、 最大需要電力や使用電力量を確認し、 電気料金の抑制や省エネルギー運用へつなげることを主な目的としています。

Smart Meter ASPは、それらの電力データに加えて、 電圧・電流・高調波などの状態を継続記録し、 異常が発生した時刻とその前後を解析すること を目的としています。

比較項目 一般的なデマンド・電力監視 Smart Meter ASP
主な目的 デマンド管理、省エネ、電気料金管理 原因不明の電源異常を記録し、 発生時刻のデータを確認・解析
電力(kW) 最大デマンドやピーク電力の監視が中心 継続記録に加え、 指定した閾値の超過・不足を監視しメール通知
電力量(kWh) 日・月・年単位の使用量確認や省エネ管理 長期時系列として保存し、 負荷や設備運転との関係を確認
電圧 サービス・機器構成により対応 継続記録・閾値監視・メール通知。 異常発生前後の変化を解析
電流 サービス・機器構成により対応 継続記録・閾値監視・メール通知。 負荷変動との関係を確認
高調波 デマンド監視の主目的ではない場合が多い 秒オーダーで継続記録。 閾値監視と異常時解析に利用
瞬停・瞬低 デマンド管理とは異なる監視対象 過不足電圧継電器を外部接続し、 接点信号をSmart Meter I/Oへ入力。 発生時刻を記録し、前後の電力データとあわせて解析
異常通知 デマンド超過警報などが中心 kW、kWh、電圧、電流、高調波など、 指定項目の閾値超過・不足をメール通知。 外部接点による異常イベントにも対応
異常発生後 使用量やピーク状況の確認が中心 ユーザー申告時刻またはI/Oイベント時刻を基準に、 発生前・発生時・発生後のデータを解析
次のアクション ピーク抑制、省エネ運用、負荷制御 電源側、UPS、配線、変圧器、負荷設備など、 次に確認すべき対象を整理

※「一般的なデマンド・電力監視」は、デマンド監視や省エネルギー用途で提供される 代表的な機能・目的を整理したものです。 実際の計測項目、警報、制御、分析機能は各サービス・機器構成によって異なります。

使用量を見るための監視から、異常が起きた時刻を調べるための監視へ。

Smart Meter ASPは、「どれだけ使ったか」だけでなく、 「その時、電気に何が起きていたか」を後から確認できる状態をつくります。

24/7 Continuous Monitoring

24時間365日、電気の変化を記録し続ける

電気の状態は一定ではありません。 設備の稼働、負荷、時間帯、季節、機器の劣化などによって変化します。 Smart Meter ASPは、こうした変化を 24時間365日、継続して記録・監視 します。

異常は、担当者が見ている時に起きるとは限りません。 夜間、休日、無人時間帯を含めて記録を続けることで、 「誰も見ていなかった時間」に何が起きていたのかを後から確認できます。

24時間365日

夜間・休日・無人時間帯も継続して監視します。

負荷が変わる

起動する設備や生産条件によって電力状態は変化します。

時間帯が変わる

特定の時間だけ現れる異常もあります。

設備が変わる

新しい負荷の追加や設備変更の影響を比較できます。

季節が変わる

空調や生産負荷など季節要因が加わります。

異常はいつ起きるか分からない

だから、発生してから測定を始めるのでは間に合わないことがあります。

異常を待って測るのではなく、起きる前から24/7で記録しておく。

Measurement Platform / Proven Reliability

2010年から、24時間365日の計測を支え続けるSmart Meter

Smart Meter ASPの計測基盤には、当社が2010年から運用してきた Smart Meterを使用します。 一時的な測定ではなく、長期間にわたり設備へ接続し続けることを前提に、 計測、通信、保存までを一体として設計しています。

電圧、電流、電力、力率、周波数、高調波、歪率を1秒単位で計測し、 データを長期保存。 電気使用量だけでなく、 電力品質や設備状態の変化を時系列で追うための一次データ を残します。

Since

2010年

発売・運用開始から長期継続運用

Installed Base

累計4,000台以上

世界各地での継続稼働実績

Outdoor

IP65 / 15年以上

屋外曝露環境での長期運用実績

Long-Term Reliability

15年以上の運用実績

屋外環境を含む継続運用で、計測基盤としての長期信頼性を確認しています。

24時間365日の電力監視を支えるSmart Meter

Original Protocol

自社開発SNMPプロトコルスタック

組込み機器上で継続運用するための通信・管理基盤を自社開発。

Original MIB

自社MIBで電力状態を管理

機器状態と電力データを共通の管理情報として扱います。

Data Integrity

原本性を担保した長期データ

電子署名、ハッシュ、タイムスタンプにより、 長期保存するデータの原本性を担保。 関連技術は米国特許 US8701209B2。

Proven in the Field

51地点を1秒単位で計測した、沼島スマートグリッド実証

環境省「地球温暖化対策技術開発・実証研究事業」では、 兵庫県南あわじ市・沼島の最終51地点に当社Smart Meterを設置し、 電力需要を1秒単位で計測しました。

独立した検定付電力量計と時刻認証による一次データを収集し、 当社データセンターへ継続して蓄積。 ダイナミックプライシングと生活行動の分析にも利用されました。

Smart Meter ASPの計測基盤は、短期間の実験用機器ではなく、 実際の需要家環境で継続計測・通信・保存を行ってきたSmart Meterです。

Service Flow

まず、記録できる状態をつくります

どこを測ればよいか分からない場合も、発生している症状と対象設備から計測点を整理します。

STEP 01

現状を確認

症状、発生頻度、対象設備、既存ログなどを確認します。

STEP 02

計測点を決める

原因切り分けと継続監視に必要な電源系統と計測位置を整理します。

STEP 03

Smart Meterを設置

対象となる電力状態を24時間365日記録できる環境を構築します。

STEP 04

ASPで継続監視

正常時を含め、電気状態を時系列の一次データとして継続保存します。

STEP 05

異常発生時に解析

発生時刻を基準に、発生前後のデータを確認・解析します。

STEP 06

次の対策を整理

必要に応じてUPS、負荷分離、配線・系統変更など次の確認・対策を整理します。

STEP 07

対策後も継続記録

問題解決後も監視を継続し、正常状態の維持や新たな変化を記録します。

Before Replacement

原因が分からなければ、必要な対策も決められません。

瞬停なのか、電圧変動なのか、不平衡なのか、負荷側の問題なのか。 何が起きているかを確認できなければ、UPS、配線、変圧器、設備交換など、 どの対策が必要なのか判断できません。

対策の前に、まず記録し、異常発生時刻のデータを解析します。

Initial Cost

Smart Meter ASP 初期費用 (税込)

330,000円

24/7監視を開始するための基本セット

初期費用に含まれるもの

Smart Meter

電圧、電流、電力、電力量、力率、周波数、高調波などを 継続計測する計測基盤です。

LTEルーター

Smart MeterとASPを接続するための専用通信環境を構成します。

専用UPS

停電・瞬停などの際にも、計測・通信系を維持するための バックアップ電源です。

初期費用に含まれないもの

  • 取付工事費

    キュービクル内、分電盤・制御盤内など、 設置条件を確認したうえで別途お見積りします。

  • 追加計測点

    複数系統・複数設備を計測する場合は、構成に応じて追加費用が発生します。

  • 過不足電圧継電器などの外部監視機器

    瞬停・瞬低などを外部接点で検出する場合は、 必要な機器を別途選定します。

  • 特殊な設置・通信条件への対応

    標準構成以外の盤改造、通信設備、配線等が必要な場合は別途となります。

Monthly Service

Smart Meter ASP 月額費用 (税込)

22,000円

24時間365日の記録・監視・通知・解析サービス

月額費用に含まれるもの

ASP利用料

Smart Meterから取得した電力・電力品質データをクラウドへ保存し、 Web上で継続的に確認できるデータサービスです。

メール通知サービス

電力(kW)、電力量(kWh)、電圧、電流、高調波など、 指定した監視項目が設定した閾値を超過・不足した場合にメールで通知します。

解析相談・レポート

「○月○日 ○時頃に設備が停止した」など、 ご申告いただいた発生時刻を基準に、 当該時刻とその前後の記録データを確認・解析します。

LTE回線費用

Smart MeterとASPを接続する専用LTE通信回線の利用料を含みます。

月額費用に含まれないもの

  • 現地保守・現地調査

    技術者の現地訪問、点検、測定、出張調査等が必要な場合は別途となります。

  • Smart Meter計測点以外の異常調査

    本サービスで記録していない系統・設備・地点の状態については、 記録データから直接確認することはできません。

  • 設備の修理・交換

    UPS、変圧器、配線、制御盤、負荷設備などの修理・交換作業は含みません。

  • 追加計測点・追加機器

    監視対象の追加や外部機器の追加が必要な場合は、 構成に応じて別途費用が発生します。

  • 法定点検・電気保安業務

    電気設備に関する法定点検、保安管理、主任技術者業務等は本サービスには含まれません。

サービス範囲

本サービスは、Smart Meterで取得したデータおよび外部接点入力をもとに、 電力状態の記録・監視・通知・解析を行うものです。 現地設備そのものの故障診断、修理・交換、法定点検を代替するものではありません。

Download

サービス概要資料をダウンロードできます

Smart Meter ASPの料金、サービス範囲、計測・監視内容、 導入の流れをまとめた資料をご用意しています。

社内での確認や関係者との共有、導入検討時の資料としてご利用ください。

Smart Industrial Safety

異常が起きた時だけ測るのではなく、24時間365日、電気の状態を記録する。

Smart Meter ASPは、原因不明の電気トラブルを調査するためだけの 一時的な計測サービスではありません。 正常時も異常時も、需要家設備の電気状態を継続して計測し、 時系列の一次データとして記録し続けるサービスです。

一度異常を発見し、原因を確認して対策を行った後も、 負荷構成、設備状態、運転条件は変化します。 対策後の状態が維持されているか、新たな変化が生じていないかを確認するためにも、 継続した計測と記録が必要です。

Smart Industrial Safety

「スマート保安」は、常時監視とデータ活用によって電気保安を高度化する考え方です

経済産業省の「スマート保安アクションプラン」では、 センサー等による常時監視・遠隔監視、 設備状態のデジタルデータ化、 データに基づく判断の客観化などが、 電気保安の将来像として示されています。

Smart Meter ASPは、この考え方を需要家設備の電力計測に適用し、 電圧、電流、電力、電力量、力率、周波数、高調波などを 24時間365日継続して記録します。

Normal

正常状態を残す

問題が発生していない時間も継続して記録します。 平常時のデータがあることで、設備の通常状態を客観的に確認できます。

Abnormal

異常状態を残す

異常が発生した場合は、その時刻と前後のデータを確認できます。 正常時との比較によって、何が変化したのかを調べることができます。

Evidence

運用のエビデンスを残す

正常・異常を問わず継続して蓄積された一次データは、 需要家設備がどのような電気状態で運用されていたかを 後から確認するための記録になります。

Owner Responsibility

需要家設備の保安は、設置者自身が継続して管理する。

自家用電気工作物では、設置者が主体となって設備の保安を確保することが求められます。 スマート保安においても、遠隔監視やデータ活用は、 設置者による自主保安を支えるための技術として位置づけられています。

Smart Meter ASPは、電気主任技術者による保安監督や法定点検を代替するものではありません。 それらの保安活動を支えるために、 日常の電気状態を24/7で計測し、正常時と異常時の双方をエビデンスとして残す ためのツールです。

問題を見つけて終わりではありません。

問題がない時間も含めて測り続けることで、 需要家設備の状態を継続的に確認できる記録を残します。 それがSmart Meter ASPの24/7監視です。

FAQ

よくあるご質問

どのような電気異常を記録できますか?
瞬停・瞬低が疑われる現象、UPSアラーム、不平衡、電圧・電流変動、電源品質の変化などを確認するため、電圧・電流・電力・力率・周波数・高調波・歪率などを継続記録します。
なぜ一度の測定ではなく継続記録するのですか?
瞬間的な異常や不定期に発生する現象は、測定している時に発生するとは限りません。発生する前から記録しておくことで、異常発生時刻を基準に前後の状態を確認できます。
Smart Meterを購入するサービスですか?
Smart Meterを計測基盤として使用し、ASPによる継続記録までを含むサービスとしてご案内します。詳細な提供条件は対象設備や計測点を確認したうえでご案内します。
原因は必ず特定できますか?
記録だけですべての原因を断定するものではありません。発生前後のデータから原因候補を絞り、次に確認すべき設備や条件を整理するために使用します。
どこを測ればよいか分からない場合でも相談できますか?
発生している症状、対象設備、電源系統、既存ログなどを確認し、原因切り分けに必要な計測点を整理します。
初期費用には何が含まれますか?
計測環境の構築、Smart Meterの設置・設定、ASP接続などを想定しています。設置条件、追加計測点、通信条件、工事内容等によって構成は異なります。
問題が解決した後も継続して利用する必要がありますか?
本サービスは異常原因の調査だけを目的とした一時的な測定サービスではありません。問題解決後も正常時・異常時の電気状態を24時間365日記録し、対策後の状態確認や新たな変化の把握、需要家設備の維持・運用記録として継続利用します。
スマート保安とはどのような関係がありますか?
経済産業省が推進するスマート保安では、センサーや通信技術による常時監視・遠隔監視、データの蓄積・活用による保安の高度化が示されています。Smart Meter ASPは、需要家設備の電気状態を24時間365日継続計測し、正常時・異常時の一次データを蓄積することで、自主保安・スマート保安を支える計測・記録基盤として利用できます。
記録後にUPSや電源対策について相談できますか?
必要に応じて、記録された状態と現場条件を基に、UPS、電源設計、負荷分離、系統変更など次の対策を整理します。

Consultation

どこを測るべきか分からない場合も、ご相談ください

瞬停、UPSアラーム、不平衡、電圧変動など、 現在起きている症状と対象設備をお知らせください。 必要な計測点と監視条件を整理します。

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