停電・瞬断時の損害額と可搬型UPS導入の費用対効果(ROI)を試算し社内で共有
停電対策 / 事業継続(BCP)
停電は「見えない経営リスク」— 損害額を数字で可視化し、経営判断へ
“見えにくいリスク”もシミュレーションで数字に変えることで、
損害を最小化する道筋と投資の費用対効果を、経営判断に役立つ材料としてお届けします。
可搬型UPSで切替時の瞬断ゼロ、短期ROIを実現。
瞬断ゼロ 停電30分→数千万円の損失も停電1回で回収のケースあり
現状のリスク
近年、竜巻・豪雨・突風などによる長時間停電が各地で発生しています。にもかかわらず、停電リスクは 「損害が直感しにくい」ため後回しになりがちです。まずは数字で可視化し、投資判断に必要な材料を揃えましょう。
- 高信頼性への慣れ(大規模障害の経験が少ない)
- リスクが見えにくい(損害額が直感できない)
- 責任分散(インフラ事業者任せの心理)
- 短期的利益優先(投資が後回しになりやすい)
- 危機感の風化(時間とともにリスク認識が低下)
2025年9月の自然災害事例
停電リスクを高める事象が各地で発生しました。
・9/5 静岡の竜巻「国内最大級の規模と推定」(気象庁)
NHKニュース記事
・9/12 四日市市「くすの木パーキング」豪雨被害で274台が水没
名古屋テレビニュース記事
・9/18 茨城・つくば 突風被害(建物倒壊など20件超)
NHKニュース記事
経営層にとってのポイント
- BCP/CSRと説明責任:取引先・社内への合理的な対策を提示
- 短期ROI:停電1回で投資回収となるケースも
- リスク低減:保険等のリスク移転ではなく、業務継続の実効策
技術部門にとってのポイント
- 瞬断ゼロ:切替時の電源瞬断を発生させない可搬型UPS
- 比較検討が容易:自家発・保険・無対策との比較表で優位性を可視化
- 段階導入:既存インフラに柔軟に組み込み、小規模から拡張可能
主要対策の比較
項目 | 可搬型UPS | 自家発電機 | 停電保険 | 無対策 |
---|---|---|---|---|
瞬断対策 | ◎(瞬断ゼロ) | △(起動までタイムラグ) | ×(物理的復旧なし) | × |
初期費用目安 | 約200万円〜 | 数百万円〜 | 年間保険料 | 0円 |
運用の容易さ | ◎(設置・拡張が容易) | △(燃料/点検が必須) | ◎ | ◎ |
BCP実効性 | ◎(業務継続) | △(短時間の停止あり) | ×(金銭補填のみ) | × |
回収可能性 | ◎(停電1回で回収の例) | △(回収に時間) | ×(投資回収の概念なし) | × |
※数値は一般的な目安です。業種・構成により異なります。
かんたん損害・回収シミュレーション(目安)
例:売上/逸失利益/復旧コスト等の合計
導入のながれ
- 損害額の試算(PPBBツール)
- 要件のすり合わせ(用途・負荷・時間)
- 構成見積とROI確認
- 段階導入(優先系から開始)
- 稼働・検証・拡張
よくあるご質問(FAQ)
Q. 自家発電機があれば不要ですか?
A. 自家発は起動までのタイムラグがあり、切替時の瞬断を避けられないケースがあります。可搬型UPSは瞬断ゼロでミッションクリティカル業務を保護します。
Q. 小規模から導入できますか?
A. 可能です。優先度の高い負荷から段階的に導入し、後から拡張できます。
Q. 保守・運用は難しくありませんか?
A. 定期点検を含め運用設計をサポートします。遠隔監視や交換サイクルもご提案可能です。
まずは“数字”で把握を。今すぐ試算して、最適解を。
移動中でもスマホでOK。結果はURL共有で社内合意形成がスムーズ。