/ SPOF(単一障害点)(SPOF)|技術用語集

Original: https://www.ieee802.co.jp/glossary/spof.php

Publisher: 慧通信技術工業株式会社 (Kei Communication Technology Inc.)

出典: 慧通信技術工業株式会社 SPOF(単一障害点)(SPOF)|技術用語集

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慧通信技術工業株式会社「SPOF(単一障害点)(SPOF)|技術用語集」

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用語集 / 信頼性設計 / BCP / 運用リスク

SPOF(単一障害点) |技術用語集

よみ:えすぴーおーえふ

SPOF(単一障害点)は「そこが止まると全体が止まる1点」です。機器だけでなく、点検・切替・復電手順のような“運用”もSPOFになり得ます。法定点検(法定停電)時の復電事故防止で実際に採用されるSPOF解消の考え方を、電源・ネット・運用の観点で整理します。

関連用語(ハブ)

※用語→記事→用語で“指名買い”につながる導線を作るためのハブ設計です。

先に結論(TL;DR)

  • SPOFは「機器1台」だけではありません。 点検・切替・復電手順もSPOFになります。
  • 法定点検(法定停電)こそSPOFが露出します。 予定された運用イベントだから確実に来ます。
  • 現場では、復電事故防止のためにSPOF解消が採用されます。 設備+運用まで含めて潰すのがポイントです。

「止まらない」は精神論では作れません。SPOFを“言語化→特定→潰す”ことで、設計になります。

SPOF(単一障害点)の定義

SPOF(Single Point of Failure)とは、そこが故障・停止すると、システム全体(または重要業務)が停止する 「単一の原因点」です。ここで言う“原因点”は、機器だけではありません。

機器・構成のSPOF(見つけやすい)

  • 単一のONU/ルータ/スイッチ
  • 単一の承認端末/監視端末
  • 単一の電源装置/単一系統給電

運用のSPOF(見落としやすい=本命)

  • 法定点検(停電)での切替手順
  • 復電後の再投入順序(突入・過電流・誤動作の温床)
  • 特定の担当者依存(属人化)

SPOFの潰し方:最小構成で始める

全部を冗長化するとコストも運用も破綻します。まずは止められない重要系だけを対象にします。

  1. 重要系を列挙する
    例:承認端末/監視端末/コアネットワーク(ONU・ルータ等)/コールドウォレット周辺の運用端末
  2. 電源SPOFを潰す(無瞬断化)
    UPSで重要系を守り、点検日を“通常運用のまま通過”に近づける
  3. 床荷重などの制約がある現場は、可搬型UPSで守る範囲を最適化
    可搬型UPSはテナント制約(床荷重・原状復帰)に強い
  4. 最後に、運用SPOFを潰す(切替・監視・復電後再投入)
    「設備」だけでなく「手順」まで設計に含めて、復電事故を防止する

FAQ

SPOFは冗長化だけで解決できますか?

いいえ。冗長化しても、点検・切替・復電後の再投入が単一の手順(属人化)ならSPOFが残ります。 法定点検での復電事故を防ぐには、設備+運用まで含めてSPOFを潰すのが現実解です。

ネットが光でも停電すると繋がらないのはなぜ?

幹線が光でも、末端のONU/ルータ/スイッチ等が無給電なら通信は止まります。 したがって「末端への給電(無瞬断化)」がSPOF対策の要になります。

SPOF(単一障害点)を洗い出し、最小構成で潰します

法定点検(法定停電)を含む運用イベントで露出するSPOFを特定し、電源・ネット・運用手順まで落とし込んで設計します。

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