正弦波出力(純正弦波)とは?
よみ:せいげんはしゅつりょく
純正弦波は、商用電源に近い滑らかな正弦波でAC出力する方式です。 波形にクセがあると、モータの唸り・発熱・誤動作・ ノイズ増加が起きやすく、設備の安定運転に影響します。
このページで分かること
- 純正弦波が必要になる典型ケース(どんな負荷に効くか)
- 疑似正弦波との違い(現場で出る症状)
- 選定の最短チェック(負荷・停止損失・ノイズ・熱)
※「純正弦波=万能」ではありません。目的(止めない/誤動作させない)を先に決めると選定が早くなります。
定義
交流波形が正弦波に近い高品質な電源出力。モータや医療機器・複合機などで安定動作に寄与する。
現場では「動くか」より「不安定にならないか」が重要です。波形はノイズ・熱・誤動作に繋がります。
純正弦波が効く典型ケース
- モータ負荷(ポンプ/ファン/コンプレッサ等):唸り・発熱・効率低下を避けたい
- 医療機器・計測機器:誤動作/異常検知を避けたい
- 産業用PC・通信機器:再起動・ログ欠落を避けたい
- スイッチング電源機器:波形のクセで異常動作・発熱が出ることがある
疑似正弦波で起きやすい症状
- モータが唸る/温度が上がる/トルクが落ちる
- 機器が不安定(再起動・保護回路動作・警報が増える)
- ノイズが増えて通信や計測が乱れる
「動くが不安定」「なぜか壊れる・止まる」が続く場合、波形が原因のことがあります。
選定の最短チェック(これだけ先に見る)
- 負荷の種類:モータ/スイッチング電源/医療・計測/通信
- 止まった時の損失:復旧に人手が要るか(ライン停止・安全系)
- ノイズ環境:インバータ・溶接・大容量モータが近いか
- 熱:発熱や異音が出ていないか(波形起因のサイン)
波形は「電源品質」の一要素です。瞬停で止まる場合は、保持(ホールドアップ)設計も別枠で要件化します。