PERSONAL ENERGY / PV-UPS / SOLAR OFF-GRID POWER
太陽光独立電源。
無日照7日間、168時間
給電を続ける。
PV-UPS® — 太陽光を主電源に、商用電源に依存しない産業用独立電源。
PV-UPSは、太陽電池による発電と蓄電池の充放電を制御し、外部機器に安定化した直流電源を供給する独立電源装置です。指定負荷に対する無日照7日間(168時間)の連続給電を設計条件とし、日常の発電・充電収支まで評価します。汎用DC電源モデルに加え、PoE+4ポートとLTE通信を標準装備した遠隔監視モデルを用意します。
PV-UPS / Power Architecture
太陽光を唯一の充電源とする独立電源の構成
SOLAR INPUT / SITE DESIGN
太陽電池モジュール
シリコン系・PSC・CIGS等/現地選定
CHARGING / CONVERSION
DC/DCコンバーター(双方向・MPPT等)
蓄電池と負荷の仕様に合わせて選定
BATTERY / CAPACITY CLASS
DC24V / 120~200Ah
公称2.88~4.8kWh/電池種別非限定
大容量LFP:DC55V級・最大100kWh
REGULATED DC OUTPUT
安定化DC出力・負荷給電制御
遠隔監視モデル:PoE+4ポート/LTE
無日照時は蓄電池から連続給電。7日間の保持と、日常の充電回復を一体で設計します。
Solar Autonomy
7日間 / 168h
指定負荷での無日照連続給電を設計
Battery Capacity
24V / 120~200Ah
公称2.88~4.8kWh/LFP大容量構成あり
Remote Surveillance
PoE+ × 4 / LTE
遠隔監視モデルに標準搭載
Why PV-UPS / Seven-day Autonomy
無日照7日間、168時間の連続給電を成立させる。
河川・ダム・橋梁・山頂・洋上など、商用電源のない場所で観測・通信・監視機器を継続稼働させるには、太陽光が発電しない7日間も、蓄電池から電力を供給する設計が求められます。無日照時は太陽電池が発電しないため、蓄電池の放電可能電力量とDC出力の継続性が保持時間を決めます。
しかし、7日間の保持性能を満たす容量を備えるだけでは独立電源として十分ではありません。平常時の負荷消費を上回る発電・補充電が成立しなければ、蓄電池は徐々に放電し、次の無日照期間に備えることができません。7日間の連続給電を成立させ、その前提となる日常の充電収支・充電回復を設計する。 これがPV-UPSの基本条件です。
01 / SEVEN DAYS
無日照7日間の給電
指定負荷の168時間消費と蓄電池の放電特性から、連続給電に必要な容量を設計。
02 / DAILY BALANCE
日常の発電・消費収支
昼夜の負荷消費量に対し、日照に応じた補充電量・余剰電力量を確認。
03 / RECOVERY
充電状態の回復
鉛蓄電池ではフロートへの移行、LFPでは充電方式に適した終了条件などを確認。
Product Lineup
独立DC電源と、PoE・LTE一体型の遠隔監視モデル。
いずれも太陽光を主電源とし、負荷に応じて蓄電池容量とPV入力を設計するPV-UPSの製品モデルです。遠隔監視モデルのPoE+4ポート・LTEはオプションではなく標準装備です。
STANDARD DC POWER
基本DC電源モデル
観測装置・通信機器・制御装置・航空障害灯などへ、用途に適した安定化DC電源を供給します。
- 基本容量帯
- DC24V系 / 120~200Ah
- 大容量
- LFP DC55V級 / 最大100kWh
- 充電・電力変換
- 双方向DC/DC・MPPT等
- 負荷出力
- 用途別の安定化DC
蓄電池方式、出力電圧・定格電流、充電制御は納入仕様で確定します。
REMOTE SURVEILLANCE / STANDARD EQUIPMENT
遠隔監視モデル
河川・ダム・橋梁・山頂など、商用電源を得られない地点の監視・観測装置向け。産業用PoE+スイッチとLTEルーターを標準搭載します。
- 蓄電池容量
- DC24V系 / 120~200Ahを基準に設計
- PoE出力
- PoE+ × 4(IEEE 802.3af/at)
- 有線LAN
- 非PoE RJ45 × 1(LTE接続)
- 通信
- 産業用LTEルーター標準内蔵
PoE 4ポートは接続数を示します。指定負荷で無日照7日間の連続給電を成立させるよう、容量とPV仕様を現場条件に合わせます。
Remote Surveillance / Power & Network
PoE 4ポートとLTEを、一体の標準モデルに。
太陽光入力、充放電制御、蓄電池、安定化DC出力を一つの独立電源系として構成し、PoE対応の監視機器とLTEルーターへ給電します。充電器と出力DC/DCは、採用する蓄電池の充電特性・負荷特性に合わせて構成します。
INDUSTRIAL PoE SWITCH
産業用PoE+スイッチ
PoE+ 4ポート標準搭載
- IEEE 802.3af/at対応
- 非PoE RJ45アップリンク 1ポート
- 10/100Mbps Ethernet
- 1ポート最大30W、合計最大120Wクラスのスイッチを採用。連続給電の許容負荷は蓄電池・DC出力の設計条件によります
INDUSTRIAL LTE ROUTER
産業用LTEルーター
LTE通信を標準搭載
- LTE通信・Ethernetアップリンク
- 外部カメラ・観測機器の通信回線を構成
- DC給電対応・低消費電力型を採用
- 通信規格・SIM適合性・機器単体の認証状況は納入仕様書で提示
拡張オプション: 監視カメラの選定・供給、LTE回線・SIMの手配、 映像配信・収集サーバーとの連携、 蓄電池・充電器の遠隔状態監視など、 用途や運用条件に応じたシステム構成をご提案します。
Public Technical Specification
PV-UPS 公開技術仕様
太陽電池を主電源とし、指定負荷に対する無日照7日間(168時間)の連続給電を満たすための構成・設計条件を示します。発電・蓄電・電力変換のメーカーや電池方式は限定せず、採用仕様は納入条件に応じて確定します。
| 仕様項目 | 標準構成・設計条件 |
|---|---|
| 製品名 | PV-UPS® 太陽光独立電源 |
| 製品モデル | 基本DC電源モデル/遠隔監視モデル(PoE+4ポート・LTEを標準装備) |
| 独立電源方式 | 太陽電池を充電源とする独立運転。商用電源の引込み不要 |
| 無日照連続給電 | 指定負荷で7日間(168時間)の連続給電を設計条件とする。負荷条件・初期充電状態・温度などを設定して容量を選定 |
| 基本蓄電池容量帯 | DC24V系・120~200Ah/公称約2.88~4.8kWh。使用可能容量・DODとは異なる |
| 大容量LFPモデル | DC55V級/最大100kWhまでの個別設計に対応 |
| 蓄電池方式 | 指定なし。鉛系・LFP等、充電特性、温度、寿命、保守条件から選定 |
| 太陽電池モジュール | シリコン系・ペロブスカイト(PSC)・カルコパイライト系(主にCIGS)等。モジュール方式・メーカー・架台を限定しない |
| PV入力・パネル定格 | 設置場所の日射・遮蔽・方位・温度、蓄電池の必要補充電量、充電器の入力許容範囲により容量と配列を選定 |
| 充電・電力変換 | DC/DCコンバーター(双方向・MPPT対応等)を含め、電源構成に適合した回路方式を選定。メーカー・製品型式は固定しない |
| 負荷側DC出力 | 安定化DC給電。出力電圧・定格電流・保護条件は接続負荷に応じて確定 |
| 負荷給電制御・保護 | 継電器または同等の制御方式。低電圧停止・復帰、過電流等の保護を電池方式・DC/DC仕様と整合 |
| 遠隔監視モデル PoE | PoE+(IEEE 802.3af/at)×4、非PoE RJ45アップリンク×1。各ポート最大30W・合計最大120Wクラスの産業用スイッチ |
| 遠隔監視モデル LTE | 産業用LTEルーター標準内蔵。通信事業者・SIM・認証条件は納入仕様により設定 |
| 日常充電収支 | 24時間の負荷消費と現地の発電・充電量を算定し、蓄電池の充電状態が回復する条件を評価 |
| 充電完了条件 | 採用電池方式に適合した充電制御。鉛蓄電池ではフロート充電への移行を評価 |
| 太陽光パネル・架台 | 容量・配置・架台は現場設計。標準供給範囲外 |
| 筐体・外形・重量・IP等級 | 電池容量、設置環境、温度・風荷重等に基づき納入仕様書で確定 |
| 見積・納期 | 必要負荷・無日照7日間・現場設計条件に基づく個別回答 |
蓄電池容量・出力仕様・無日照7日間の連続給電条件は、 案件ごとのRFP(提案依頼書)に応じて設計します。 RFPの策定段階から、負荷条件の整理、必要電力量の算定、 電源構成・仕様書の作成を支援します。
Seven Days / Energy Balance
無日照7日間、168時間を連続給電する。
太陽光を唯一の充電源とする独立電源では、7日間の日射ゼロを想定した蓄電池設計と、その前後の通常運転を成立させる発電量の設計を一体で行います。指定負荷の168時間消費電力量を求め、温度・充放電特性・変換損失を評価します。さらに、通常時に充電不足が蓄積しないPV容量を選定します。
7 DAYS / AUTONOMY
負荷電力量 × 168時間
負荷と変換損失から無日照7日間に必要な電力量を求め、蓄電池と出力系統を構成。
DAILY PV CHARGING
日々の消費と補充電量
日射・方位・遮蔽・季節とPV変換損失から、通常運転の充電収支を評価。
CHARGE RECOVERY
充電状態を回復
鉛系はフロート到達、LFP等は電池方式に応じた充電制御・完了条件を確認。
遠隔監視モデルの給電計算例(PoEカメラ1台)
一例として、カメラ7.2W、PoEスイッチ約3.55W、LTEルーター約2.8W、充電制御系の自己消費約0.84Wを仮定すると、合計約14.39Wとなります。変換損失等を見込んで15%を加算した暫定設計負荷は約16.55Wです。
計算例の負荷
約16.55W
1日あたり
約397Wh
無日照7日間
約2.78kWh
負荷により異なります。負荷消費量に合わせて蓄電池容量・PV容量を評価し設計いたします。
Applications / Public Infrastructure
河川、ダム、橋梁、山頂、SEP船。太陽光独立電源が求められる場所へ。
商用電源を得られない河川・ダムの観測拠点、橋梁設備、山頂の通信・計測設備、SEP船などの洋上設備。監視・観測・通信・制御の負荷に必要なDC給電を、太陽光と蓄電池で構成します。
河川・ダム
河川監視カメラ、水位・水文計測、遠隔通信
橋梁・道路
橋梁設備、屋外計測・警報・通信機器
山頂・離島
商用電源のない観測地点、無線設備、遠隔センサー
SEP船・洋上設備
航空障害灯・制御機器等の独立電源
国土交通省「簡易型河川監視カメラ購入 機器仕様書(標準案)」について
国土交通省が2026年3月に公表した機器仕様書(標準案)では、簡易型河川監視カメラの電源方式として、太陽電池によるソーラー電源と商用電源を設計図書で選択します。ソーラー電源の場合、無日照状態で7日間(約2,000回)以上、静止画を伝送できる電源装置を要求しています。また、太陽電池・蓄電池の容量はJIS C 8907および電気通信施設設計要領(通信編)を用いて算定し、電池メーカーが示す公称期待寿命5年以上の蓄電池を使用する条件が規定されています。
Track Record / 15 Years of Off-grid Engineering
2011年、太陽光独立電源・オフグリッドの開発発売から15年の軌跡。
慧通信技術工業株式会社は2011年から太陽光独立電源・オフグリッド電源を開発・販売してきました。離島、橋梁、医療施設、公共通信、警備用電源など、商用電源に依存しない電力供給を実際の現場で展開しています。
「PV-UPS」(商標登録第5960057号)の初号機は、 2017年2月に沖縄ライフサイエンス研究センターへ納入。 2026年10月現在も9年以上にわたり稼働を続けています。
2011
太陽光独立電源の開発・販売
Personal Energyとオフグリッド電源の事業展開を開始。
2017.02
PV-UPS 初号機納入
沖縄ライフサイエンス研究センターへ納入。
(当社納入実績)
2017–2018
商標登録・製品発表
PV-UPS登録商標の取得、
Personal Energy® HVDC発表。
タイホ防災・新社屋オフグリッド電源
建築設備での太陽光・蓄電と補助電源の協調運用
五木村・防災行政無線中継局
公共通信設備の独立給電に関する実装
本州四国連絡橋・橋梁設備
屋外インフラにおける電源供給の実績
沼島・スマートグリッド実証
太陽光・蓄電・電力計測の実証
中禅寺湖「男体」・船舶用オフグリッド電源
船舶の太陽光・蓄電池による独立給電の実装
たなべ診療所・オフグリッド運用
医療施設での電源運用の実績
G7伊勢志摩サミット・警備電源
商用電源のない拠点への電源供給
RELATED TECHNICAL ARTICLE / 技術記事
Starlink・災害時の通信継続と電源
可搬型UPSと衛星通信の継続給電を解説。
PV-UPS の製品史と公開記録
PV-UPS登録第5960057号(2017年6月30日登録)。当社の2018年製品発表は、既に取り組んできた太陽電池主電源・蓄電・独立給電の技術を示す記録です。過去の実績は当社の事業・技術の履歴として掲載しています。
Engineering & Procurement
設計図書・概算積算のための確認項目
PV-UPSは、公共インフラ設備の設計、予算要求、機器選定・調達に必要な技術条件を提示します。指定負荷で無日照7日間を維持するための蓄電池容量と、通常運転の充電収支を成立させる太陽光発電容量を、設置環境に応じて設計します。
- 負荷機器の台数、動作電圧、通常・最大消費電力、夜間動作
- PoE使用ポート数(最大4)、各機器のPoE方式・給電クラス
- LTE通信エリア、SIM・回線契約、データ収集先・通信方式
- 無日照7日間(168時間)の必要給電条件、蓄電池方式・期待寿命・運用温度
- パネルの設置方向・傾斜・影・低温時Voc・架台条件
- 筐体設置場所、点検方法、保護回路、必要な納期・数量
PVパネル・ポール・架台・カメラ・上位監視サーバー・現地施工は、標準製品の供給範囲に含みません。遠隔監視モデルのPoEスイッチとLTEルーターは供給範囲に含みます。
FAQ
PV-UPSの設計・調達に関する質問
無日照7日間(168時間)の連続給電とは何ですか?
太陽光が発電しない状態でも、蓄電池に蓄えた電力で指定負荷への給電を7日間継続する設計要求です。太陽光以外の商用電源・発電機を前提としません。必要な蓄電容量は負荷消費電力、温度、電源変換損失、運用条件に応じて選定します。
7日間連続給電するために、日常の充電収支も必要ですか?
はい。無日照7日間の給電条件を成立させるには、平常時に消費した電力量を太陽光で補充し、蓄電池の充電状態を回復できる必要があります。鉛蓄電池を採用する構成では、適切な吸収充電・フロート充電への移行も確認します。LFPなどの電池方式では、それぞれの適切な充電完了条件で評価します。
蓄電池は鉛蓄電池に限定されますか?
限定しません。DC24V系120~200Ah(公称約2.88~4.8kWh相当)を基本容量帯とし、用途に応じた蓄電池方式・容量を選定します。LFPによるDC55V級・最大100kWhの大容量構成も個別設計の対象です。
2.88~4.8kWhは使用可能電力量(DOD)ですか?
いいえ。DC24Vに120~200Ahを掛けた公称容量の換算値です。実際に取り出せる電力量は放電終止電圧、温度、負荷条件、電池方式、経年状態などで異なります。DOD(放電深度)を示す数値ではありません。
MPPTコントローラーのメーカー・方式は固定ですか?
固定しません。太陽光入力、蓄電池方式、DC/DCの入出力仕様から、MPPT制御、双方向DC/DCを含む適切な電力変換・充電構成を選定します。
太陽光パネルの種類やメーカーに制限はありますか?
シリコン系、ペロブスカイト(PSC)、カルコパイライト系(主にCIGS)などを設置条件に応じて検討します。メーカーや架台は指定しません。必要PV容量は負荷電力量、蓄電池の充電回復条件、日射量・季節・設置条件と充電器の許容入力で設計します。
遠隔監視モデルのPoEとLTEはオプションですか?
いいえ。産業用PoE+4ポートと産業用LTEルーターを標準構成に含む製品モデルです。基本DC電源モデルとは供給機器が異なります。監視カメラの選定・供給、SIM・LTE回線の手配、映像配信・収集サーバーとの連携は拡張オプションとして対応します。
PoE 4ポートで7日間の連続給電に対応しますか?
4ポートは接続インターフェース数です。実際の給電可能時間は接続する各機器の消費電力で異なります。指定した負荷条件で無日照7日間を満たすよう、蓄電池容量と太陽光入力を設計します。4ポートすべての定格最大出力が一律に168時間継続することを示すものではありません。
LTEを使って蓄電池を遠隔監視しますか?
遠隔監視モデルのLTEは、外部カメラ・観測機器の通信回線を提供します。蓄電池・充電器の遠隔状態監視は、運用条件に応じた拡張オプションとして構成できます。
搭載する通信機器の認証については?
採用するLTEルーターの技術基準適合やJC-STAR適合状況は、搭載機器の仕様として確認します。部品単体の適合をPV-UPS完成装置全体の認証とみなすものではありません。
国交省の簡易型河川監視カメラ標準案では何が求められますか?
2026年3月版の標準案では、太陽電池により稼働するカメラ装置について、無日照状態で7日間(約2,000回)以上の静止画伝送を可能にする電源装置を要求しています。PV容量と蓄電池容量は指定された設計基準で算定することとされています。
設計・概算積算には何を伝えればよいですか?
負荷機器の消費電力、動作電圧、必要なPoEポート数、通信条件、無日照7日間の要求、設置場所、日射・架台条件をお知らせください。蓄電池と太陽光入力の条件を評価し、製品の構成・納入仕様を決定します。
Design / Procurement Inquiry
PV-UPSの技術仕様・概算積算・調達について
公共設備の設計・予算要求・機器選定に必要な技術仕様を整理します。無日照7日間の連続給電、PoE接続負荷、産業用LTE通信、蓄電池方式・容量、太陽光モジュールの選定条件についてご相談ください。
設計仕様・概算見積を相談する →改訂履歴
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